うつ療養生活の為のお役立ち百科

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うつ病の見分け方

うつ病と誤認されやすい病気 ②更年期障害(性ホルモンバランスの乱れ)

2016/07/05





・女性
更年期障害は、女性の閉経期前後、女性ホルモンの分泌バランスが乱れ、
体調に変調を来す病気です。個人差が大きいのですが、ほてり、のぼせ、
動悸、発汗、めまい、肩コリ、腰痛、イライラ、不安、うつ症状と様々な
症状を引き起こします。
これは比較的よく知られた症状で、閉経前後の急激なホルモンバランスの
変化による症状なので、閉経後ホルモンバランスが安定すると、症状が
好転するのが普通です。
生活習慣の見直し、栄養、運動などで改善することも多く、漢方薬などを
処方することもあります。ひどい場合には、女性ホルモン補充療法(HRT) を
行うこともあります。
通常閉経時期は、40代、50代ですので、思い当たる方は、婦人科で相談してみるといいでしょう。

・男性
更年期障害というと女性の病気と言うイメージですが、実は男性にも存在する
ことが知られるようになっています。これは、LOH症候群(男性更年期障害)と
呼ばれています。
”症候群”という名前が付いているように、現状では、まだ完全に病気として
認知されているわけではありません、
女性の更年期障害と同じく、男性ホルモン(テストステロン)の減少により、体調が悪化します。
症状的ンは、ほてり、のぼせ、動悸、不眠、発汗、イライラ、全身倦怠感、
頭痛、睡眠障害、肩コリ、筋肉量の低下、勃起力、性欲低下など。
男性の場合、女性と違い、一般的に性ホルモンバランスが急激に変化することはありません。
通常思春期から青年期に男性ホルモンがピークを迎え、そこから年齢を経るに従って、
徐々に男性ホルモンの分泌が減っていきます。
この現象の個人差は大きく、ほとんど落ちない人もいれば、減り方が大きい人、
ある時期を境に一気に減る人など様々なパターンがあるようです。
またストレスなどで、落ちる場合もあります。
一般的にLOH症候群とみなされるのは、40歳以降です。
心当たりの方は、男性ホルモン(テストステロン)の検査をしてみるといいでしょう。
テストステロンの検査は一般的な泌尿器科で受けられます。
ただ治療まで考えた場合は、治療経験のある病院を探すといいでしょう。
現状のガイドライン上,血中の遊離型テストステロンが8.5pg/ml未満の場合、
男性ホルモンが明らかに低いとされ、テストステロン補充療法(テストステロン注射)
を受けることができます。
ただし、うつ病との関連という意味での注意点として、男性ホルモン(テストステロン)は、
さまざまなストレス、運動不足、栄養状態などにより、低下します。
したがって、うつ病患者の男性ホルモンは、一般に低下しています。
男性ホルモンが低下しているから更年期障害であり、その結果鬱状態にあると
考えることも可能ですが、うつ病により男性ホルモンが低下しているという
可能性もあります。 どちらが原因で、どちらが結果かは、状態を見て
判断すべきでしょう。
通常半年程度、テストステロン補充療法を行い、テストステロン(男性ホルモン)の増加、
鬱症状を含む各種症状の変化を確認します。
テストステロン補充療法うつ症状が改善することがあります。
ただし、全く改善しない場合もあります。
専門医と相談しながら治療を進めることをおすすめします。




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